過去のブログより。
ジェームス・ボンドがイギリスの産んだヒー
ローであることは皆さんご存じですよね。
アメリカのヒーローはスーパーマンやスパイ
ダーマン等コミックのヒーローが多く人間離
れしています。
それに引き換え007は人間臭さにあふれた
ヒーロー。
多少趣は異なりますが、アメリカ映画ではウ
ェスタンの主人公に近いかも知れません。
ウェスタンの方はストイックで孤独というの
がヒーロー像の典型。
クリント・イーストウッドが正統なヒーロー
の系譜の後半に位置していると考えます。
まー一人で死地に赴き強大な敵を倒すところ
はイギリスもアメリカも大差ありませんね。
ボンド役はショーン・コネリーに尽きると思
います。
俳優の重みが違っていると考えます。
私は「アンタチャブル」の中でショーン・コ
ネリーが演じた老警察官が秀逸と考えます。
この演技はショーン・コネリーという俳優が
安逸なヒーローを演ずるだけの俳優ではない
ことを証明したと思います。
そして彼は、老いて戦う意志を失わないこと
を見事に演じきっています。
いうならばスキル+ウィルで立派な成果、と
いったところでしょうか。
つまり、老いて戦う意志を失わないことは「
オールドボーイの意地」といえると思います。
オールドボーイには長年のスキルがあり、そ
れを支えるのがウィル(意志)で、その二つ
が融合して良い成果に結び付くということと
考える次第です。
最近のベストセラーの一つに「定年後」があ
ると思います。
定年後に急速に老け込んだり、世間離れして
しまうことは出来れば避けたいことです。
これをしないためには50才代からの準備が
欠かせないというのが「定年後」が言いたい
ことのようです。
では、何の準備もなしに定年を迎えた人はど
うすべきか?
僕は「オールドボーイの意地」で自分が現役
だった時の勢いや仕事力を取戻し、不足した
準備を補い、活発に生き抜いてほしいと思い
ます。
それこそが本質的な「オールドボーイの意地
」ではなかろうか、と考えています。