どうせだめだ。
どうせ医者にかかっても直らないだろう。
どうせ先生に相談しても答えてくれないだろ
う。
どうせ仕事は見つからないだろう。
我々は普段、上記のような「どうせ思考」に
陥りやすい。
このようなマイナス思考の人々をネガティブ
コレクター=「ネガコレ」と呼ぶ。
双方とも「認知行動療法」の自動思考という
認知のゆがみを直すことで解消されるといわ
れている。
このためには、なにか楽観的な考えに置き換
えるとよいのではなかろうか。
「どうせ医者にかかっても直らないだろう」
を例にとると、医者を変えてみようかなとか
、直るための薬を探してみるとか、直ったら
今まで諦めていたことをしようとか、直らな
い前提で考えていたことをマイナスからプラ
スにチェンジしてみる。
そうしたことで、単純に言えばできないと諦
めきっていたことができるようになる可能性
に目覚めるわけだ。
上司や先生などの目上の人にいわれて諦めた
ことが、考え方を変えると可能性が出てくる
などということはよくあることだ。
大概の場合、上司は既存の権威や考え方に縛
られていて下の者の提案などには反対しがち
だ。
しかし、これからの時代の空気を知る、下の
者は未来が見通せる場合がある。
そういう場合は、その道の専門家などと相談
した方が正確な答えは得やすい。
だから、「どうせ思考」を一旦、離れてみる
ことで答えが見つかることもある。