今後の教育の方向性 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

先日、ある場所で教育に関するオンデマンド

授業を見る機会があった。

ニューエデュケーションエクスポ2019と

いう催しの一環で東京・大阪で開催され、全

国9ケ所のサテライトで東京会場の講演の一

部をリアルタイムで聴講できるというもので

あった。

その講演は前文部科学大臣補佐官で東大教授

の鈴木寛氏によるものであった。

演題は「わが国におけるAI世代の教育を考

える」。

30分ほどの聴講だったために、全体は把握

できなかったものの後半の結論部分は聞けて

よく理解出来た。

その中で語ったことは主に二つあった。

第一には、今後、教育は従来の知識取得重視

から思考型、能動型に変化するというもの。

所謂、アクティブラーニングにより、認知的

倫理的社会的能力を養い、方法的には

見学習問題解決学習体験学習などで学ぶ

ということになっていく、というもの。

第二には理数系の再評価と重視というもので

あった。

日本では高校生の約5割が理工系であるのに

対して、ドイツでは4割、スイスでは3割し

か理系はいないが、大学や社会人の理数の理

解度は日本よりはるかに高いらしい。

この原因の一つは、日本では高校在学中に文

系を選択すると数学を高学年で学ばなくなる

ことにある、という。

従って、大学入試を改革するべく2021年

度の早大の入試で数学が必須科目に変わると

いう。

このように、教育の変革も、どんどん進んで

いる模様だ。

これは極めてよい傾向だと考える。