傾聴の中のラポールの形成について 1 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

キャリア・カウンセラー札幌のブログ

キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

カウンセリングの手法の重要なものは多い。

特に、カウンセリングの始まりの時のラポー

ルの形成は極めて重要だ。

カウンセリングの始めのうなずき、あいづち

を打つといった「受容」は基本だ。

その時点でクライアントの批判や言葉の否定

はしないということには留意すべきだ。

中途半端なカウンセラーは、クライアントの

話を少し聞いた段階で批判したりしがちだ。

例えば、在職者が転職の相談に来たときなど

に特に批判しがちだ。

その人が、長年の職場や待遇や経験を捨てて

、新規の業・職種への転職を考えている場合

などに批判や否定が起こる。

状況を少し聞いて「次の職場では現在のペイ

は保証されませんよ」とか、場合によっては

「現在の職場を離れるべきではない」などと

断言する。

これでは、カウンセリングの最も基本技の受

容もできない中途半端なカウンセラーという

しかない。

昔の職場でよく見た光景ではある。