カウンセリングの手法の重要なものは多い。
特に、カウンセリングの始まりの時のラポー
ルの形成は極めて重要だ。
カウンセリングの始めのうなずき、あいづち
を打つといった「受容」は基本だ。
その時点でクライアントの批判や言葉の否定
はしないということには留意すべきだ。
中途半端なカウンセラーは、クライアントの
話を少し聞いた段階で批判したりしがちだ。
例えば、在職者が転職の相談に来たときなど
に特に批判しがちだ。
その人が、長年の職場や待遇や経験を捨てて
、新規の業・職種への転職を考えている場合
などに批判や否定が起こる。
状況を少し聞いて「次の職場では現在のペイ
は保証されませんよ」とか、場合によっては
「現在の職場を離れるべきではない」などと
断言する。
これでは、カウンセリングの最も基本技の受
容もできない中途半端なカウンセラーという
しかない。
昔の職場でよく見た光景ではある。