教育には指導という側面があり、そのために
はあえて厳しいことを言ったり、そういう態
度をとらなければならない場面もある。(コ
ーチングも重要だが)
「国家の品格」の中に「ならぬものはならぬ」
という言葉があったと記憶する。
こういうことを教育の現場で自分の矜持を持
って言える人は増えているのか・・・。
ただ、進路指導という局面では、まず生徒の
希望や職業興味をしっかり把握する必要が高
い。
これなくして、(相談なくして)物事は始ま
らない。
例え、生徒の日常の言動から、その傾向を判
断して方向付けが出来たとしても単純にそれ
を信奉して、指導すれば良いというものでも
ない。
進路指導の第一歩は「話し合い」からスター
トしなければならない。
そこでは、生徒の話を真剣に聴く、傾聴の姿
勢と傾聴の能力が必要になる。
従って、指導に当たる教員が全員、この姿勢
と能力を具備する必要があるのではなかろう
か。
その上で、「ならぬものはならぬ」という指
導があるのではなかろうか。