80代の親が50代のこどもの面倒を見なけれ
ばならないことで共倒れすることが8050問
題といえる。
その対象である45-60歳代の引きこもりの
人達は61万人存在するとも言われているのが
現状。
こうした状況は、高齢化社会ならではのもので
あり、子供に過保護な日本の社会ならではのこ
とでもある。
欧米では、ある年代からの子供の面倒は親がみ
ることはなく、自分の責任での生活が一般的だ
という。
中高年になっても、引きこもり親の扶養のもと
に生活していることは親の責任範囲を超えてい
て、何とか改善されるべきことだ。
社会が面倒を見なければならないのであれば、
何らかの方策を講じて、この対象の人々を社
会に出さなければならない。
よく言われていることだが、スモールステップ
での行動で、成功の喜びを積み重ねることが必
要だという。
まず、家のドアを出る。
次に、近くのコンビニで買い物をする。
次に、電車で最寄りの駅から次の駅まで行って
から戻ってくる。
こうした、単純なことの積み重ねで「出来る」
ということを確かめていく。
こうして失われた自信を取り戻していく。
一歩一歩の積み重ねでの解決が重要だ。
そして、社会的な援助システムが早期に設立さ
れなければならない。