一番苦しいときに出口を見失うことがある。
そういうときに教訓を垂れるような本は読ま
ないほうがよい。
むしろユーモアがあり、優しさにみちた本を
選択すべきだ。
このことはカウンセリングマインドに通ずる
ものがある。
つまり、苦しいときほど理屈を離れて、感情
によりそったほうがよいということだ。
いつも、緊張していたり、頑張っているとリ
ラックスがないので、すぐに耐久力がないよ
うな状況になりがちだ。
だから、リラックスしていることはむしろ耐
久力が増す状況ともいえる。
集中力や爆発力も時には重要になるが、リラ
ックスしていることで、それが発揮できる場
合も多いように思う。
緊張せざるを得ない場面での「平常心」は、
このリラックス状況の基礎ともいえよう。
平時はリラックスしていて、急を要する場面
では集中力や爆発力をフルに発揮する、この
繰り返しが、長く行動力や活動力を維持する
基盤であるように思われる。