意味が分からない「メイク」講習 3 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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学生の就活セミナーのなかに偶に「メイクア

ップ」セミナーを見かけて苦笑する。

確かに就活の面接の場面では「第1印象」は

重要であり、どんなセミナーでも、その重要

性に触れないものはない。

したがって、第1印象を左右する「みかけ、

あるいは見た目」に気を配ることは極めて重

要になる。

しかし、その見た目はマナーやきちんとした

着こなしや髪の色や清潔感等々の見た目の総

体に対する評価を指すのではなかろうか。

面接に重要なことは3つあると以前から考え

てきた。

それは「第1印象」「事前準備」「やる気を伝

えること」なのだが、「第1印象」は重要な

要素の中の一つに過ぎない。

そしてツッコみ質問が中心のコンピテンシー

面接では応答の深さが問われる。その対策と

しては「質疑応答」に対する事前準備が欠か

せないと考える。

過去に「事前準備」の大切さを痛感したこと

がある。

それは、あるコンサルタントの会社に応募、

面接した時のことだ。

紹介会社から情報を得てから準備時間がなく

当日の面接となったことがあった。

大慌てで書類作成し、情報を得てから4、5

時間後の面接となった。

「事前準備」がなかったことで、会社への道

順に迷った私は開始ぎりぎりに到着した。

待ち時間もなく、すぐに面接開始となった。

第1問目に志望動機を問われた。

これが問題だった。準備時間が不足した私は

、この答えに窮した。思い出しながら数時間

前に作り上げた志望動機を何とか答えたもの

の書いたことの6、7割をたどたどしく語れ

ただけだった。

また、志望動機で語ったことの中で会社に貢

献できるものは、との追加質問にもしどろも

どろの回答をした記憶がある。

書いたことが整理されていなかったのだ。

この時もスーツはしっかり着こなし、マナー

は元から身についていたことは言うまでもな

い。

つまり、見た目だけでは面接は成功しない。

従って「第1印象」は面接の序盤の決め手で

はあっても、全体の決め手ではないのだ。