いま、札幌の職業訓練は事務能力やウェブ関
連や介護・福祉関連の内容の充実したものが
増加している。
以前あったやや軽薄なものが減少した。
方向的には良い方向に向かっている。
その結果、うまくいかなくなった訓練校には
同情したい。
そもそも、教育訓練でたっぷり儲けようなど
と不埒で浅はかな考えで、この種の事業をや
ろうとする経営者が存在することが問題だ。
こうした傾向の一発屋的なものには、真剣な
求職者支援のための職業訓練に取り組む資格
はない。
当然、後発のきちんとした内容と薄利でも実
施したいと考える事業者に訓練を奪われ、多
くの訓練を実施して得ていた利益を失う結果
になっていく。
仕方のないことだ。
利潤追求が全ての事業方針では、職業訓練の
ような高いモラルを基盤にした事業の遂行は
困難だからだ。