人に対する投資は教育や福祉やその他の分野
で広く展開される必要がある。
一方、昨今の日本での土地価格上昇や首都圏
中心の建築ラッシュと道路を除く地方の疲弊
は対照的な現象。
何が将来の日本を保証するのかの考え時だ。
また、地方の疲弊を解消するための一方法と
して無農薬農法などの農業振興により食料の
確保と従事者の増加による地方の人口増を唱
える団体も存在すると聞く。
こうした単純な手法だけで果たしてこの複雑
な時代にアジャストできるのかは分からない
が一考には値する。
一方、農業白書では農産物の輸出振興などが
メインに語られている模様だ。
輸入に比して微々たる比率の輸出の拡大が本
当に輸入での壊滅的な打撃を補い得るとでも
いうのだろうか。
また、少子化対策、農業離れの対策として機
械化(特に無人運転の農業機器の導入)も明
るい農業の未来への有効策としてクローズア
ップされている模様だ。
これも方向的には正しいとしても、即効性の
あるものとは言えないであろう。
いずれにしても、直近の大問題への対応を先
送りにして将来への希望だけを語る如き手法
は問題を含む。