最近の労働事情に思う 3 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

人手不足が深刻化しているのは、既に言われて

久しい。

最近の新聞記事にも、外国人のスカウトや外国

で人事採用する話や主婦の活用、高齢者の採用

の話など若年者や転職者の労働市場の中心から

、それた対象者の労働市場への参加が紹介され

ていた。

今後、進むであろう外国人の労働市場参加に思

うことを少し書き進める。

外国人の労働力としての価値論に触れるつもり

はないが、それに関わる人材ビジネスや留学生

関連の受け入れビジネスで儲けている人たちに

ついては、少し触れたい。

前者の人材ビジネスのことだが、外国人の観光

業への斡旋、紹介でビジネスをしたり、事務系

のシステム開発を外国でローコストで行いビジ

ネス化したりという外国関連ビジネスを進めよ

うとしている企業を知っている。

その企業はもともと人材ビジネスを行ってきた

が一時期、大元の紹介や派遣のビジネスで収益

が上がらない時に並行してやっている公的機関

の委託事業や職業訓練のビジネスで儲けて穴埋

めをしていたと聞く。

一方で日本人の人材関連(若年者中心の)の仕

事で収益をえているにも関わらず、ビジネスチ

ャンスとみると外国人関連にも手も出す。

ビジネスマンとしては当然のことかも知れない

が、少なくとも公共性の観点や教育にも少しは

関連するという観点から見て、その何でもあり

の姿勢は如何なものか、と思う。

もっと言えば、日本の若者を如何に育成すべき

かという高潔な姿勢にビジネスが勝ってしまっ

た、とも言えよう。