最近の労働事情に思う 2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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人手不足が深刻化しているのは、既に言われ

て久しい。

最近の新聞記事にも、外国人のスカウトや外

国で人事採用する話や主婦の活用、高齢者の

採用の話など若年者や転職者の労働市場の中

心から、それた対象者の労働市場への参加が

紹介されていた。

以前、東京に旅行した時にコンビニエンスス

トアで買い物をした妻が、レジに外国人が居

て買い物したものをレジ袋に入れる時に片言

の日本語で「それ、入れるか」と言われびっ

くりした、と話したことを思い出した。

今後、進むであろう外国人の労働市場参加に

思うことを少し書き進める。

外国人の労働力としての価値論に触れるつも

りはないが、それに関わる人材ビジネスや留

学生関連の受け入れビジネスで儲けている人

たちについては、少し触れたい。

後者の受け入れビジネスの経営者の話しで、

過去に聞いた「今どきの日本の若者はなって

いない。○○人の若者の方が生き生きして、

礼儀正しく、勤勉なので企業にも当然受け入

れられる。」という言葉を思い出す。

確かに、過去の日本人が持っていた勤勉さや

真面目さは、今の日本の若者には失われつつ

あるかも知れないが一般論を越えて色眼鏡で

外国人と日本人の若者を見ているとすれば(

多分、彼は見ている)問題だ。

更に、留学生の受け入れ先である農、漁業関

連の経営者がこう考えているとすれば大問題

だ。

それは、日本の若者を育て、後継者にしてい

く道を自ら断つことに繋がりかねないと思う

からだ。