若年者相談に多い相談内容 4 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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以前、公的機関のわかもの支援の場所での相

談内容の公務員志望の学生からの相談で多か

ったのは次のようなものであった。

・面接対策

・応募書類

面接対策では、よく模擬面接を行った。

中には、某全国で一番クラスの大学の卒業生

もいたことがある。

大体の学生は学校のキャリアセンターと掛け

持ちで相談にきているため「立居振舞い」や

マナー全般に欠点はなかった。

問題は、質疑応答の中身であった。

そうした学生の志望動機では「社会貢献した

い」や「地域に貢献したい」や「人のために

働きたい」など抽象的で甘いことが多い。

本音が安定していて、福利が充実していて将

来の年金を含めた待遇が良いといったところ

にある学生ほど、このような単純な志望動機

だけしか語れない。

何故なら自分の本音を上回る本質的な動機を

持ち合わせていないからそうなる。

こうした抽象的で甘い動機では絶対に合格し

ないことを、まず認識すべきなのだ。

ましてや、一般企業よりも倍率が高いとも言

われる公務員への応募では合格は非常に難し

い。

徹底的な組織研究が必要だ。

そして、自分の学んだことが組織内のどの場

所でどのように活きるかまでも具体的に語る

必要がある。

先に例示した某全国で一番クラスの大学の卒

業生も就活では優秀とは限らなかった。

受けた準公的な機関に合格できなかった。

それは志望動機が甘かったからに他ならない。