昔、人のことを散々に批判する人に会ったこ
とがある。
批判の対象になった人物は確かに批判される
ようなことばかりするような人だった。
しかし、散々口にした批判の対象になるよう
なことを批判していた人がカバーしたり、代
わりに実行したりすることは一切なかった。
その人は、真のリーダーシップに欠けていた
と今でも思う。
一方、権威に寄りかかったものは自らの力を
鍛えることを怠りがちになる。
自己研鑽を怠り、愚にもつかない会議や宴会
を繰り広げがちだ。
そして、その空気に染まり、むしろ退化して
ゆく。
仕方のないことだ。
元々、権威や権力が欲しいだけの他人には厳
しく自分に甘い怠惰なものであるから。
自分への甘えの行きつく果ては、何の成果も
ない浪費の挙句の精神の疲労と幻滅なのでは
なかろうか。
少しは過去を反省し、自分の本当の目標を見
つけて欲しいものだ。