仕事の遂行には必要不可欠なものが沢山ある。
企業だと経営企画を筆頭とした企画の部門が
行なうプランニング、実行のための予算やス
ケジュールの決定、誰がやるかを実行部隊が
精細に決めなければならない。
こうした過程が、どんな下らない、小さな仕
事にも必要。
これの理解がないところに仕事はない。
自分が高い立場に立ち、人に何かを命令する
ことで組織を動かせると錯覚している人がい
る。
こうした人には組織の運営は無理な場合が多
い。
何故ならば、人の評価を得たうえでの言動が
評価される前に行われがちで、周囲の人には
勤勉さのない高慢な人間だと、評価されてし
まいがちだからである。
昔、人のことを散々に批判する人に会ったこ
とがある。批判の対象になった人物は確かに
批判されるようなことばかりするような人だ
った。
しかし、散々口にした批判の対象になるよう
なことを批判していた人がカバーしたり、代
わりに実行したりすることは一切なかった。
やはり、批判や誹謗には長けてはいるが仕事
を動かすための協調性や真の実行力が不足し
ているために周囲からは「口先だけ」の人と
評価されがちだったと考える。
いつか、その人は組織の運営から外れてしま
った。
真のリーダーシップに欠けていた。