ある調査では、資格取得後にキャリア・コン
サルティングに関連する活動を行っていない
理由をみると、「キャリア形成支援に関係す
る環境にない(関係する組織、部門などに所
属していない)」が最も多い。
このことを解消するためには関連組織への就
職などでの所属が望ましいが、それ以外にも
テストラン的な行動で解消する方法もある。
何かというと、不特定多数の相談者との相談
にあたるような機会でカウンセリングをする
というのがある。
少なくとも資格取得しているのであればカウ
ンセリングの基礎は出来上がっているはずな
ので、機会さえあればカウンセリングは可能
なのだ。
こうした機会は、資格付与の組織で得られる
か民間の人材会社などの企業説明会や就職相
談会などの場で得られることも多い。
情報収集に努め、場合によっては自ら売り込
む積極性を示すことでチャンスをつかむこと
だ。
次には、「処遇が低い」「勤務条件があわな
い」「資格を取得したばかりで自信がない」
などの理由もみられる。
3番目の理由は上記の方法で不安解消可能で
あろう。
勤務条件が合わないのであれば、条件にあう
ものを探し続けるか、勤務条件の見直しで解
消できないだろうか。
処遇の引き上げは、勤務後の実績評価を待た
なければ不可能なことは一般の職業と変わり
はない筈だ。