昔、読んだものに書いてあったことです。
キャリアカウンセラーが語る、悩みの本質を
解決するための5つの視点は以下の5つとい
うこと。
①自己理解不足
②仕事(置かれている環境)への理解
③誤った思い込み
④あまりにもネガティブな思考
⑤確認・行動不足
これらは、いずれも重要な視点です。
ひとつづつ解説してみたいと思います。
三番目に、誤った思い込みです。
これに関しては、認知行動療法の「ネバなら
ぬ思考」のことが思い当ります。
これは考えた方を変えればよいのです。
「ネバならぬ」から「だったらいいな」に考
え方を変えることで解決可能です。
例えば、人間は変化できるのに不変だと思い
込む、できる事は増やせる可能性があるのに
できないと思い込む、今ある地位は不変だと
思い込む等々、いろいろです。
昔、担当した人に自分は営業のプロだと思い
込んでいる人がいました。
その人は現業職から、あるきっかけで製造業
の人事、総務の仕事に就き、そこを退職後に
成果報酬の営業を経験した人でした。
そこで目指したのが証券会社の営業職、10
年以上前ですが高給な募集のひとつに数えら
れるものでした。
基本的に証券や経済や金融の基本知識がなく
、言葉の意味すら知らない人には困難なもの
といえました。
高給には、それに見合うスキルが要求される
という基本なことの理解がない、この人が合
格することはありませんでした。
自分の今の生活の維持には高給が必要だと思
い込むのは勝手ですが、いつも社会で通用す
るとは限らないのです。
いま、年間1000万の給料がいると「思い
込む」のではなく、いつか1000万の給料
をとれるといいなと考え方を変えるのです。
これが「ネバならぬ」から「~だといいな」
に考え方を変えるということです。