最低限のキャリア教育とは | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

小、中、高等学校のキャリア教育において身

につけさせる力は人間関係形成能力、情報活

用能力、将来設計能力、意志決定能力といわ

れている。

しかし、これでは抽象的な到達目標が示され

ているに過ぎず、どういうプロセスや手法で

この能力に到達するかは判明しない。

これよりは、具体的な自己理解の手法やアセ

スメントの行使、職業理解の方法の伝授によ

り基本的な職業選択の道筋を各個人につけさ

せるような指導が必要ではなかろうか。

従って、自分を知ることがキャリアを形成す

る第一歩になる。自分の大事にしていること、

好きなこと、得意なことから自分に合った仕

事を探し出す。

そのためには、職業の体系や種類や適性、取

得が必要な資格、簡単な職業体験等々が教育

されなければならない。

こうして、自分の職業適性を把握した上で多

様な職業の選択肢を知りながらの職業選択が

可能になる。

そして、自分のいる環境を考え合わせたうえ

で自分らしい働き方を考えてゆく。

これが最低限のキャリア教育に必要なことで

あろう。