本当に達成感を得るためには | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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高い理想を掲げて仕事を始める。当たり前

のことだが仕事は一筋縄ではいかない。

様々な壁を必死に乗り越えるが、また壁は

自分の前に立ちはだかる。

そうして仕事は本当の意味での仕事になり

、それをしている時に人間は充実感に満ち

たり、しとげた時に真の達成感を感じる。

安易なものに大きな満足はない。

最近よく考えることに「創造的な仕事」と

は何か、というのがある。

社会一般的に数十年後には社会がIoTや一

層のシステム化や新技術の開発で、現在の

仕事が相当数消滅するか極端に減少すると

いう予測がある。

こうした時に生き残るのが「創造的な仕事

」となるのかと思うが、これがなかなかに

厄介な代物なのだ。

例えば、最近、街中でよく見かけるものに

アクセサリーやインテリアやファッション

小物の展示、販売がある。

これの作家たちは、食えるのかということ

である。

食えるレベルの人たちはごく一握りではな

いだろうか。

もう、ここでも供給過多なのではないか。

また、ウェブデザイナーであるが、世にこ

の卵は相当数存在する。専門学校、職業訓

練校、自習でおぼえたひと等々。

こうした人たちも供給過多になっていはし

ないのか、とも考えるのだ。

こうした「創造的な仕事」希望の人たちに

は、多分、流行に敏感で感受性が高く洒落

た場所や雰囲気を好む人たちが多いと思わ

れる。

しかし、居心地のよいということは即ち「楽

に」ということにもなりはしないだろうか。

「楽に」は苦しみと表裏一体のもので、仕事

には集中も努力も行動も学習も必要で欠くべ

からざるもので、この総合的な実行にはエネ

ルギーの消費と苦しさは必要なのではなかろ

うか。

楽に=安易にという仕事ぶりには苦しみの克

服という側面が欠けており、その結果、本格

的な達成感に繋がりづらいことが多いと思う。

安易なものに大きな満足はない。