私が時々、見ているある人のブログに「本の
紹介」という項があって、いつも興味深く読
んでいます。
その人の読書量は半端ではなく、多分年間に
数百冊のレベルで読んでいるらしく(すべて
熟読かどうかは別にして)、その紹介の項も
良い内容です。
はっきり言えば、どの本も実物を見ていない
ので、評価は出来ないのですが、実際に読ん
だ後の感じが残るので、知識を得る程度の役
割は果たしているのは確かです。
話は変わりますが、30代に読んだ本の中に
本田宗一郎の「私の手が語る」という本があ
りました。
いうまでもなくホンダの創業者の本田宗一郎
が書いたものです。
その本の中に自分の手のスケッチが載ってい
て、その手の傷についての説明のようなもの
が書かれていました。
記憶は不確かなのですが、その傷はなんの時
にできたものとかなり詳しく書かれていて、
自分が職人、技術者としてやってきたことが
誇りを持って書かれていたと思います。
そして、良いものを創り出そうとして意気込
む、若い日の姿が書かれていました。
僕は、その本の中に日本の製造メーカーの原
点を見た気がして周りの人たちに紹介したこ
とを思い出します。
今回は突然の本の紹介になりましたが、読書
散歩の寄り道として見てもらえれば幸いです。