大学を卒業後、就職したものの短期の契約社
員やアルバイトを繰り返している若者は多い。
ういう若者の共通点は自身の方向性の不確か
さであろう。
大概の場合、希望も不明確で何かにしっかり
取り組んだ経験も希薄な場合が多い。
このことを引き起こす原因はいくつかあろう。
ひとつは、社会におけるキャリア教育の不足
にある。
アメリカでは、大学生の多くは自分のキャリ
アを見定めていて学校での学びの目的がはっ
きりしている模様だ。
日本では、とりあえず大学に入ることが目的
になっていて自分の学ぶべきことが理解でき
ていないまま卒業を迎える学生も多いと推測
する。
この日米の差は大きい。
今後の、日本におけるキャリア教育の充実を
望むばかりだ。
次には、社会に真の「キャリア開発」が根付
いていないことが原因と考える。
これに必要な5つの理解を真剣にとらえて充
分な理解に至る努力をすることだ。
自己理解。極めて重要。
内向の人が営業や販売に向くとは思えない。
職業理解。自分に向く職業を探すべきだ。
情報を得る努力こそが解決策になる。
環境・企業理解も忘れないことだ。
就活理解。
効果的な書類作り、面接対策をするしないで
は、結果に大きな差が出る。
是非、5つの理解を真剣にとらえて準備して
進路選択に活かしてもらいたいものだ。