言いたくないことの一つだが、世の中には数
えきれないほどの不幸があり、数えきれない
ほどの馬鹿が跋扈している場合がある。
そして、その不幸を克服しようとしてもがき
苦しんでいる人びとがいる。
寂しいことだが、このことの認識もなしに人
を救おうとかほざいている馬鹿も少なからず
見てきたような気もする。
こうした馬鹿の特徴の一つは、自分の行動に
謂れの無い自信を持ち、それが故に唯我独尊
の行動を押し通してはばからないことだ。
こうした謂れの無い自信を捨て、謙虚に自身
の不足を反省し改善していくことをおいては
、解決策はないと考える。
キャリア・カウンセラーという仕事にはバラ
ンス感覚が欠かせない。キャリア・コンサル
タントという言葉があるように方向性を示唆
する必要性がある反面、カウンセラーという
受容、共感が欠かせないサポーターの部分も
重要だ。
受容、共感のためには相談者の感情への配慮
なしで自分の考えに固執し教唆するような相
談の形は許されないと思った方がよい。
私はカウンセラーという受容、共感が欠かせ
ないサポーターの部分の重要性を、キャリア
・コンサルタントの持つ方向性を示唆する必
要性より優先させながら、日常仕事をしてい
る。