公的支援に携わっている人たちがキャリア・
カウンセリングや就職支援の業務の全てを体
験したり、全ての知識を得ているわけではな
い。
この言葉を公的支援の職場に属している時に
は中々吐けなかった。
しかし、退職して暫く時間経過した今はむし
ろ、はっきりと言える気がする。
何故なら昔の職場では多くの自己流のカウン
セリングに没頭している人間や自己啓発意識
のない人間を見てきたと未だに感ずるからだ。
過去に仲間として協力いただいた人の「安定
した職場環境に溺れて自己啓発しない人間が
多すぎる。」や「真剣さに乏しく、教えている
側の人間が襟をただしていない。」といった発
言を思い出す。
安定に安住して向上心を失い、いずれ滅びる
ものの蔑称を「ゆでがえる」という。
こういう末期を辿らないためには、絶えず初
心を忘れずに自己啓発に努め、マンネリを打
破しようとする意識と日々の努力を続ける必
要がある。