仕事とは本来苦しいもの、と相変わらず思っ
ている。
自分の怠惰さや不精なことを克服するだけで
も、エネルギーがいるし、はっきり言って疲
れる。
出来れば、じっと動かず、例えば真夏のビー
チかプールサイドでカクテルでもチビチビや
りながらボーっと過ごす。
そんな時は、一生でもそう多くはなかった。
たまにある、そんな僥倖は長い生活でも一瞬
だ。
その他の多くの時間(生存に必要な食、睡眠
他の時間以外)は仕事をしてきた。
かなり、遊びもしたが、その遊びは仕事によ
って可能になっていた。
元々は営業のジャンルの仕事をしてきたため
、時には嫌な得意先のいけ好かない連中に酒
を中心とした接待を強要されることも少なか
らずあった。
こういう嫌な仕事の時に、自分として思って
いたことがある。
「これは必要なこと」と「どうせやるんだっ
ら嫌々ではあるが楽しくやろう」ということ
だ。
だから、楽しくやるための工夫もした。
飲食の時に相手の希望を下敷きにして、自分
が関心のある店で接待するとか、相手の話し
に興味を持つように自分の聞きたいことを質
問してみるとか。
場合によっては、相手から自分勝手と思われ
たかも知れないが、自分の気持ちを上向きに
するためには必要であり、自分が沈んでは相
手も楽しくない筈で、今でも間違っていない
と感ずる。
本題とは少し外れたが、営業の方々に参考に
なったら幸である。