相談者の一人に、ある企業のオーナーの面接
で「超圧迫面接」を受けてきた人がいた。
自身の経歴の就職活動でのブランクを散々批
判され、席をけって帰りたかった、との感想
であった。
この人物は、ある人材業のオーナーである。
面接で聞くべきことと、そうではないことも
わきまえない、こんな低劣な人物が面接をし
上記の如きふるまいをしているとは。
面接は企業が人材を選択する機会であると同
時に企業が選択される機会でもある。
圧迫面接が企業の悪評の元凶ともなることく
らいは最低限知っておくべきであろう。
また、人材業に関わる人間が人格否定的な発
言をして憚らないとすれば、何をかいわんや
である。
こうした自分の立場やありようが分かってい
ないオーナーが存在する中小企業が一部に未
だある。
絶滅危惧種のごとき存在が闊歩している社会
は果たして進歩しているのか?
そして、その相談者の席をけって帰らなかっ
た忍耐力をほめた。
この相談者の、その後は分からないが、きっ
と、この素晴らしい忍耐力で苦境を何度も乗
り越えているに違いない。