業界理解、企業理解⇒必要な資格取得(必要
ない場合もある)⇒職業経験(含むインター
ンシップ、実習付きの職業訓練)
これらのことがキャリア開発の成功の大きな
鍵となりうることを知ってほしいと考える。
しかし、キャリア開発の初期段階では、上記
のような業界・企業理解から始まらない場合
も多々ある。
特に、社会人一年生の場合にいきなり業界・
企業理解からは始まらない。
それ以前に自己理解や職業理解があってこそ
、それ以降の段階としての業界・企業理解や
その他の環境理解が進められる。
従って、職業経験の浅い人達にはキャリア開
発に必要な5つの理解(自己理解・環境理解
・職業理解・企業理解・就活理解)が欠かせ
ない。
ただし、ある程度職業経験のある人達には5
つそっくり学ぶ必要もなく、上記のような短
縮形での方法で充分な場合も多い。
つまり、キャリア開発には基本的な仕組みは
あるものの、その適応のさせ方や理解の各段
階の判断で、その展開が図られるべきという
ことになる。
また、現在のインターンシップ頼りのキャリ
ア教育からのキャリア開発では更に運用は複
雑化するであろう。
このような判断が自在に出来ることも熟達し
たキャリア・カウンセラーの能力のひとつと
いえよう。
キャリア・カウンセラーは、こうした対応の
能力を日頃から修得し鍛錬すべきだ。