現在の塾や家庭教師のブームは如何なものか。
子供の貧困率や格差の再生産は現在、問題視
され対策が施されようとしている。
これは非常に結構なことである。
しかし、社会が学校教育以外に期待し、自分
の子供だけに金をかける習慣はどうなんだろ
うか。
一方、教職員の過重労働は喧伝され始めて久
しい。
現在の教育予算と制度や体制の中で教師にこ
れ以上の頑張りを求めるのは酷なのであろう。
ただ、世間でよく言われているように、今の
業務内容を見直したり、やらなくとも良いこ
とを減らしたりする改革や改善は押し進めた
ほうが良い。
そして、子供が平等に(親の資力に左右され
ることなく)教育を受け、その元々持つ能力
を活かし育てられる環境を具備すべきだ。
人間は基本的に能力格差は余りなく、ふんだ
んな教育の機会があればだれもが平等に生活
可能なのだと考える。
そして、自分の固有の能力を自覚し養成でき
ることが人生の成功につながる。
つまり、教育の機会の平等化とキャリア開発
の平等化は喫緊の課題なのだ。