過去にいくつかの敗残を経験した。
大昔は受験戦争に敗れた。
会社に勤めていた時は、出世競争に敗れた。
尚かつ、リストラで会社を追い出された。
どちらかといえば、勝者であった期間は、あ
まり長くはなく敗者の期間が長かったのかも
知れない。
だが、こうした経験は私だけのものではない。
我々の年代の多くの人々は、こうしたことと
類似の経験を持つはずだ。
順調に見えた自分の環境が、ある日一変する。
そして、状況がすっかり変わる。
まず、その変化になかなか対応できない。
または、変化に応じて乗り切った状況が更に
悪化してゆく。
泥沼のような日々が何か月も続く。(あるい
は何年も)
しかし、人間はこうした敗戦から多くを学ぶ。
そして、未来志向で生きようとする。
そのために、今を生きようとする。
それで、良いのだ。
未来の幸福のために、今の時間を捧げよう。