シュロスバーグの転機への対処の中に周囲の
援助の点検が登場する。
その中にいくつかの点検項目が出てくるの
だが、重要だと思われるものだけ、紹介し
てみたい。
a.転機を乗り越えるために望んでいる好意、
肯定、助力を得られているか
b.広い範囲で援助を受けられるか(配偶者、
パートナー、親しい家族、友人、同僚、同
業者、隣人、組織、他人、団体)
一番目は失業などの場合に、全般的にどうかと
考えれば答えは出そうだ。
特に助力は公的機関や友人・知人などから得ら
れるものであり、積極的に活用すべきだ。
また、二番目は、その助力の具体例としてみれ
ば自分が如何に諸資源を活用しきっていないか
が分かるはずだ。
その中でも、同業者、組織、団体などは退職後
の時間経過の中で関係が薄らいでいきがちだ。
従って、退職から数カ月でコネクトしていった
方が良いと思われる。
そして、二番目の援助を受ける対象ごとに具体
名を記入してリストを作成してみたほうが良い。
転機を乗り越えるための周囲の援助の点検は非
常に重要だ。
サポート資源が不足な場合には周囲の人間に援
助を求めることを積極的に行うことは不可欠で
あり就活の初期には充分に時間を割いて行うべ
きことである。