夢をあきらめる必要は全くない。
夢や希望の無い人生は空疎で、まるで何もな
い砂漠のようなものだ。
だから夢は持つべきだ。
ただ夢の実現には多くの努力や犠牲が必要な
ことも知っておくべきだ。
一つの夢の実現には長く時間がかかることや
多くの準備を伴わなければならないことも知
っておくべきだ。
世にある美談の中に長い時間をかけて長年の
夢を実現したというものが散見される。
これに関して、以前、何かで読んだ作家の桜
木紫乃さんの直木賞を取るに至るまでの生活
の話を思い出した。
小説が世に認められるまでに何年間も文学賞
に応募し、出版社への原稿送付を続けたそう
だ。
応募や原稿送付への反応は全くなく、書き上
げて出しては何も反応のない日々が繰り返さ
れモチベーションの維持がきわめて難しかっ
たことが書かれていた。
多分、自分がやったことで有名になりたいな
どという単純なものでは、そうした長い日々
は維持できないであろう。
そこには「志」というようなものがなければ
出来なかったであろう。
だから、夢や希望や志は持つべきだ。