キャリアカウンセラーになりたい人のために 10 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

キャリア・カウンセラー札幌のブログ

キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

カウンセリングという仕事は対話による問題

解決の仕事である。

そうであるからには、学習したり受講するこ

とは重要だが、平行して実践力も養わなけれ

ばならない。

では、その実践力をどう鍛えるか。

そこで、我々の法人で過去に実施した「初級

者研修」での例を紹介してみたい。

前に書いたカウンセラーとクライアントに分

かれて練習するのだが。

その時にクライアントの内容を予め設定して

相談するのである。

そうすることで抽象的になりがちだったり、

自分の事を話すので内容を隠しがちという

欠点を補えると考えるからだ。

 

では、その具体例とは。

一般求職者

(女性 25歳)

レストラン経営者の親戚で共同経営者と実務

面ではウェートレスを3年間やってきた。

基本的には実務能力は接客以外にはほとんど

無く、他業種、職種への転換はかなりの困難

を伴うものと予測された。

面談を重ねる内に、専門学校を卒業時に「映

画」に関連する職業への漠然とした憧れがあ

ったものの具体的な就職先が見つからず、卒

業後もフリーターとしてアルバイトの繰り返

しをしていた。

少し時間がたった後に、求人誌の案件を自身

で探し出し持参し相談となった。

具体的には、某映画会社の作成したDVD

ビデオショップに売り込む営業職の募集であ

った。

 

この「相談」内容での相談をお互いにクライ

アントになって行うのである。