ニトリの成長の原則とは | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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先日、たまたまの空き時間に図書館に立ち寄

った。

その時、ニトリのニトリ社長の最近出版した

本を見た。

半分ほどしか読む時間がなかったので、ここ

では、その半分についての話しか出来ないこ

とを予めお断りしておきたい。

内容は社長の幼少期の生い立ちから始まり、

転機となった「アメリカ研修」と、その後の

「ペガサス会」入会及び成長を支えた5つの

原則が要点だった。

その5つの原則とは次のものだ。

・ロマン

・ビジョン

・意欲

・執念

・好奇心

ニトリが成長する起点となったのは、従来日本

になかったアメリカ型のインテリア・コーディ

ネートを日本に導入したい。

そのことで、日本人の住環境を改善したい、と

いう構想であったという。

これが第1の原則。

ビジョンは長期計画に不可能ともいえる数字を

掲げることだという。

意欲は、この不可能を何が何でもやりぬくこと

、執念もほぼ同じ。

そして、現代の消費者の指向を絶えず見ている

好奇心が重要だという。

全てが理解可能な分かりやすい言葉と内容で書

かれている。

僕が、この本で5つの原則はさておいて共感し

たのは、ごく前半部のダメな子供でとても優秀

とは言えない青年が「転機」を活かし大企業を

生み出す、という部分だ。

ニトリでなくとも、現代では、創業社長が大金

持ちになるというサクセスストーリーは多々あ

るし、ある意味ありふれている。

しかし、本来人生に失敗するはずの人間が「転

機」を活かし成功することでは、クルンボルツ

の「プランド・ハプンスタンス・セオリー」の

説く偶然⇒必然の意味を再確認させられた。

やはりキャリアには「転機」「機会」への上手な

対応が不可欠なことを強く感じた次第。