非効率な運営や膨大な事務作業に苦しんでい
る組織では改善する意欲のあるものは忌諱さ
れがち。
その点、民間企業の多くは日進月歩の進歩の
スピード社会で競争しているので、かなり簡
略化したシステムで動く。
であるから主に若年者の持つ「創造性」は歓
迎される。
自由な発想力も重要視される。
マンネリが支配しがちな組織では「創造性」
の発揮はあまり意味をなさず、むしろ慣例の
踏襲と現状の維持が歓迎される。
トヨタの躍進の根本理念の「改善」やソニー
の従来の考え方からの逸脱を歓迎する社風は
日本企業が世界に躍り出る大きな原動力だっ
たに違いない。
こうした「創造性」の再開発が、現在の社会
で待望されていることは想像に難くない。
そして、このことにふさわしくない組織の衰
退も想像に難くない。