世の中にカウンセラーになりたい、人を話で
癒したい、相談に乗ってあげたい等々と考え
ている人は多いと思われる。
こういう人たちに、更に言っておかなければ
ならないことは、物事すべからくそうである
が、なるためには勉強や資格取得が必要だ、
ということ。
最後に実践力について。
カウンセリングという仕事は対話による問題
解決の仕事である。
そうであるからには、学習したり受講するこ
とは重要だが、平行して実践力も養わなけれ
ばならない。
では、その実践力をどう鍛えるか。
資格取得のための養成講座で充分に鍛えても
らえるのか?
これにはかなり疑問が残る。何故なら前に書
いた140時間のうち実践力強化にあてる時
間はせいぜい30-40時間。よほどの適性
がないと、この時間では初歩の実践力の基準
となる「主訴の特定」は出来ない筈だ。
では、どうするか?
私たちの経験でいうと、養成講座の仲間で「
勉強会」をしてカウンセラーとクライアント
に分かれて相互にカウンセリング場面を作っ
て勉強したものだ。
これは未経験の人にとっては必要な練習と言
える。
しかし、問題もあることを指摘しておきたい。
問題は、最初はいいとしてかなり練習をつん
だ段階では必ず上級者のスーパバイズを受け
ることだ。
以下 次回に。