世の中にカウンセラーになりたい、人を話で
癒したい、相談に乗ってあげたい等々と考え
ている人は多いと思われる。
こういう人たちに、まず言っておかなければ
ならないことは、物事すべからくそうである
が、憧れだけでは本物にならない、というこ
と。
こういう人たちには、自分が何故なりたいの
かを真剣に考えてみてほしい。
そういうものになりたい理由をしっかり固め
てみると実際に職業にしたほうが良いのか、
「カウンセラー的な役割」を私生活でやって
いた方が良いのかが分かってくると考える。
そこで、なった方が良いという根拠がいくつ
も見つかるとすれば、これは本物であろう。
過去に高校の進路相談をやっていた時に、シ
ェフやバンドや声優などに憧れている生徒は
かなりいた。
そして、6、7年経った今、その方向で仕事
をしている人たちは余り多くはないであろう。
また、仕事に就いている人たちにも自分のし
たいことが実現したくてもがいている人たち
も多い。
こうしたことを食い止める手段の一つが「自
分が何故なりたいのか」をしっかり整理する
ことだと思う。