カウンセラーの能力には「傾聴」は欠かせな
いが、ただ漫然ときくのではなく、それには
技術が必要とされている。
その一つが、質問が閉塞的にならぬよう相手
に語らせることだ言われている。
キャリアコンサルタントという資格が登場し
て相談者に答えを出すのが仕事のような感じ
になった。
確かに、最後は何らかの答えが必要なのがキ
ャリア相談ではある。
しかし、このことを急ぐと「傾聴」の要素が
お留守になる可能性が高い。
一説によると、効率的なカウンセリングは面
談10回前後と言われているらしい。
であるならば、前半の5,6回は「傾聴」に
徹しても良いのではなかろうか。
それくらい、答えを出すまでの道のりは長い
ということだ。