高校生の就職には課題が存在しその解決策の
立案と施行が急務となっている。
課題の一つは、第一学年からのキャリア教育
の不足から第三学年の活動期(9-12月)
でも準備不足の生徒が存在することだ。
次に、学校により準備開始時期や準備内容(
学校によっては第1学期に学生の進路選択を
明確にし、就職希望の学生には「面接」の基
礎練習を5月から本格化させているがそれが
6-7月の学校もある)に差があり,生徒の
就職に向けた準備の仕上がりの程度に格差が
あることも大きい。
このような学校毎のスタートの時期の差や準
備の開始時期の差、9月の活動開始前の進路
選択のガイダンスや面接などの具体的な準備
のスケジューリングの有無などが存在してい
る。
特に市の周辺部に多い偏差値の低い学校では
、就職希望の生徒が多く存在している現状か
らして、就職活動の準備の不足は就職率の差
となって跳ね返る。
高校の卒業時に希望の会社に就職出来ること
は人生の出発には極めて重要だ。
このことの実現に学校は全力を尽くすべきだ。
取りかかりの良し悪しでの差を極力なくすこ
とは進路指導の関与者の責務であろう。