フリーハンドでカウンセリングできることは
極めて重要。
いろいろな制限がゆとりあるカウンセリング
を変質させる。
以前、経験したことだが相談時間の制限や、
就職率のノルマや兼務体制での業務量の増加
による余裕のないカウンセリングの強要がカ
ウンセリングの成功を覚束なくする。
その結果、人生の問題を扱うのではなく就職
させることのみに走ったり、管理者が余計な
介入をしてしまうなどの悪例をかなり見た。
少なくとも管理者はカウンセリングの勉強を
すべきだし、もし勉強が何らかの理由で出来
ないとすれば無駄な介入はしないほうが良い。
そういう意味で、我々の組織では物理的な理
由で一回の相談時間の制限はあるものの継続
した相談は続けることにしている。
それは、人生の問題を扱うのに相談時間の不
足で相談者が不満をつのらせることを防ぐ唯
一の手段だと考えるからだ。
こうした姿勢は相談業務に関わるあらゆる組
織や個人に共通で必要とされることだと考え
るのは私だけであろうか。