先日、あるアーティストのSNSを見ていて
感じたことを記す。
その人は著名な世界的なアーティストであり
、たまに美術以外の仕事としてエッセイ等も
書いたりしている。
その人の発言で「年中、絵のようなものを描
いています。ほとんど頼まれ仕事はなく、自
分で勝手に描いています。商売抜きで描いて
いるので、職業は「無職」ってところですか
ね。「無色透明の無職」です。いや「多色不
透明」かな。」や「画家転向以前はグラフィ
ックが商売だった。画家転向と同時にグラフ
ィック感覚を捨てた。グラフィックのキャリ
アは20年だったけれど、絵画のキャリアは
すでに38年になった。」などがある。
70歳をとっくに過ぎて、毎日自分の創作に
没頭している模様。
理想の仕事とはこういうものかもしれない。
誰かに命令されたり、指示されて嫌々やるも
のではなく、自然に仕事場にいて毎日同じよ
うなことを繰り返す。
それは自然のリズムのようなもので繰り返す
ことに全く抵抗がないものなのであろう。
多分、納得のいく仕事生活とは、こうした淡
々とした日常の繰り返しで成り立っているの
だろう。