過去に民間の職業訓練校の事務局業務を４年
間経験した。
そして、その退任後も別の職場で職業訓練担
当になり、進展を見守る立場になった。
今から３、４年前に職業訓練は過去とはかな
り変わった。
過去に大ブレした「職業訓練」の施策は６、
７年前に高スキルを身に着けさせるものに進
化したが、３、４年前に単純な技能取得モノ
に変貌した。
例えば「ネイル」や単純な介護のもの、単純
なプログラミングのもの等々が多くなった。
これらが実施されるようになった当初から、
疑問に感じたことだが、こうした単純スキル
が永続的に社会で通用し続けるか、というこ
とだ。
結論から言えば、ここ数年、こうしたものは
完全にではないが姿を消しつつある。
高スキル取得を目指すものが増えつつある。
これは社会にとって重要なことだ。
そして、前に書いた、以前勤務した職業訓練
校は職業訓練では食えなくなった。
何故か過去に年間１０数コース受託した訓練
が現在では年間３、４コースした受託出来な
いからだ。
これで収入は大幅減、従業員も大幅減となっ
た。
これは仕方のないことだ。
やはり組織が進化し続けるためには、絶え間
ざる質の向上が必要とされる。
これを怠った組織は時代に取り残される、こ
れは宿命。
質の向上を忘れた組織は生き残れない、のが
現代。
利得だけを目的とした考え方は受容されない。