キャリア教育の問題の一つは親が現在の職業へ
の知識不足で子供へのアドバイスが困難と感じ
ていることや教職員に民間出身者が少なく、も
ともと職業知識が乏しいことなどと言われてい
る。
この解決策の一つとしては、親自身に対する職
業理解の促進策の実施がある。
親が職業をよく理解することで、子供の職業選
択に関する相談に応えることが可能になる。
また、教職員自身に対する、こうした方法も有
効であろう。
教職員の職業知識不足を補うことが困難だとし
たら、学校教育に職業人講話を多く投入する方
法もあろう。
現在は、かなりの要員がこうした職業人講話に
準備されていると聞く。
ただ、広範囲な職種での要員が確保されている
のかは、絶えず点検する必要がある。
例えば、自由時間の多い中小企業のオーナーや
自由業の人に偏っていないか、企業人や公務員
が確保されているか特殊領域の専門職は居るか
など点検の範囲は広いと考える。
そして、何よりも肝心なのは実施校が偏ってい
ないか全部の学校にまんべんなく同一の機会が
設けられているかである。