現在のハローワークの求人票には必要な資格、
能力に「不問」という表記がよく見られる。
今後はマッチングの強化のために求める職務
が具体化される可能性が高いと聞く。
現状では、すぐに導入されるのかは分からな
いが今後は人材確保の困難の長期化が予想さ
れる中、この方向に向かうことは間違いない
であろう。
例えば営業職の場合「第一に企画力、そして
次に交渉力・折衝力などを身に付けた人材で
、更にその達成基準として〇〇〇といったレ
ベルを期待します。
また、プロジェクトによる活動もあり、チー
ムワーク・連携能力についても評価判断させ
ていただきます。
次には○○の業務において、応募者の何らか
の保有能力を発揮していただき○○以上の成
果・実績に結びつけられる人材を希望します。
」のようなものだ。
一方、企業では「いい人で優秀なんだが、果
たしてうちのような会社でも実力を発揮でき
るのだろうか」という声をよく聞く。
これは能力、経験などの「再現性」があるか
、自分の会社で保証されるかということにキ
ーポイントがある。
求職者が、その「再現性」を表現するために
は企業の求めていることを類推し、それに即
応する能力や経験をしっかり提示することが
最も効果的であろう。
上記の例で言えばプロジェクトによる活動や
チームワーク・連携能力が必要なことは企業
研究で発見し、この能力が必要なことを類推
できなければならない訳だ。
したがって「再現性」の証明は企業理解なく
して不可能といえる。