求められる能力の具体化と再現性 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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現在のハローワークの求人票には必要な資格、

能力に「不問」という表記がよく見られる。

今後はマッチングの強化のために求める職務

が具体化される可能性が高いと聞く。

現状では、すぐに導入されるのかは分からな

いが今後は人材確保の困難の長期化が予想さ

れる中、この方向に向かうことは間違いない

であろう。

例えば営業職の場合「第一に企画力、そして

次に交渉力・折衝力などを身に付けた人材で

、更にその達成基準として〇〇〇といったレ

ベルを期待します。

また、プロジェクトによる活動もあり、チー

ムワーク・連携能力についても評価判断させ

ていただきます。

次には○○の業務において、応募者の何らか

の保有能力を発揮していただき○○以上の成

果・実績に結びつけられる人材を希望します。

」のようなものだ。

一方、企業では「いい人で優秀なんだが、果

たしてうちのような会社でも実力を発揮でき

るのだろうか」という声をよく聞く。

これは能力、経験などの「再現性」があるか

、自分の会社で保証されるかということにキ

ーポイントがある。

求職者が、その「再現性」を表現するために

は企業の求めていることを類推し、それに即

応する能力や経験をしっかり提示することが

最も効果的であろう。

上記の例で言えばプロジェクトによる活動や

チームワーク・連携能力が必要なことは企業

研究で発見し、この能力が必要なことを類推

できなければならない訳だ。

したがって「再現性」の証明は企業理解なく

して不可能といえる。