宝の持ち腐れとは その3 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

キャリア・カウンセラー札幌のブログ

キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

ある新聞記事より

 

 

厚生労働省は2018年度予算で、安倍政権

が成長戦略に掲げる「失業なき労働移動」を

進めるための目玉策として導入された「労働

移動支援助成金」を減額する方針を決めた。

 

転職者に職業訓練をする企業に助成金を支給

する仕組みを廃止し、予算規模はピークの5

分の1に減る。

助成金を受給する企業が想定を大幅に下回り

、期待した効果が出ていないためだ。

 

この事例は予算はあるのに利用されずに予算

残を大幅に出したもので、関連部署や関係先

への周知や宣伝の不足という怠慢が原因とな

っていることが多い。

 

担当者やその周辺の人たちは、このような事

例を減らし有効な企画を立て、関係者の意見

を取り入れて「使われる予算」を作り上げる

べきだ。

 

そして社会に広く良い対策を知らせる努力を

惜しまないことだ。

 

 

こうした、無駄な予算があるおかげで必要な

他の予算が成立しなくなっていることも予測

しなければならない。

例えば、この予算規模を半分または3割程度

にした場合には「キャリア教育」などに必要

な予算が確保できた可能性もある。

ことはそう簡単ではないであろうが、大きな

目で見て考えれば実行できそうだ。

こういう予算のシフトこそ本来、政治家や役

人のトップの賢明な判断力に委ねられている

のではないだろうか。

そうした判断力のある政治家や役人のトップ

が活躍する社会を作りたいものだ。