リクルートの調査では7月1日時点の大学生
の就職内定率は82%で昨年よりも3ポイン
ト高い。
そして、内定企業に入社したいか、どちらか
というと入社したいがそのうち約9割だとい
う。
そうなると全体の約7割の学生が入社意志を
ほぼ固めているわけだ。
ただ、昨年の例では10月1日以降年度末ま
でに5%、20人に一人が内定している。
もし、8月中旬の今、未内定の人たちはまだ
ある会社説明会に積極的に参加してみるのも
良いのだが、ここはじっくりと腰を落ち着け
て活動に臨むのも悪くはないのではないだろ
うか。
あえて最後の5%を狙うのも、ひとつの戦略
かも知れない。
大昔、自分が就活していた時に、ある会社の
会社訪問をして大歓迎されたことがあった。
それは、ある大手の食品問屋に連絡したのだ
が当日訪問をすると別棟の小さめのビルに案
内された。
そのうえ、中年の偉そうな人が出てきて、面
接のようなことになった。
そして、ぜひ入社してほしいという風なこと
を言われた。
事の進展に驚いたが、途中で間違いに気づい
たので訪問したかったのは、この会社の親会
社だったことを話した。
何かの間違いで(多分取り次いだ女性の勘違
い)で行きたかった会社の子会社に連絡され
たのだと思う。
それでも、もし機会があれば入社を考えてほ
しいともで言われて会社を去った記憶がある。
中小企業は、ある意味ここまでの人材難にあ
るのは昔も今も変わらない。
10月から半年をかけて、その中からじっく
りと自分にふさわしい企業を探すのも悪くは
ないのではなかろうか。