カウンセラーの陥りがちな傾向とは その2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

過去のブログより。

 

 

・解答、先にありきで、話をよく聞かず先回り

してしまう

・自分の経験から話し、自己中心的になる

・すぐに助言や指導に入る

・話はうわの空で「この人に何を言ってあげよ

うか」という姿勢が先行する

・助言や指導に夢中で、自分ばかり話し、話し

たことで自己満足、相手は不満感が残る

・自分の価値観、偏見、体験をもって話を聞い

てしまう

・心配事があって注意がそれる

 

上記のことは我々カウンセラーにとって「なる

ほど良く分かる」と思われることが多い。

特に1番目や3、4番目は話を聞くことに力を

尽くすことよりは自分からの提案や助言にすぐ

入ろうとするという「自分中心の楽なカウンセ

リング」を進めようとする安直な姿勢に起因す

る。

カウンセリング本来の「気づきを促す」ために

は本人からの発言で方向性を確認すべきであっ

てカウンセラーが方向を決めるというのは間違

っている。

多くの相談を強いられる窓口などでは、時間短

縮の必要から、このような傾聴の短縮化で相談

員が独善的に提案しているような場面が散見さ

れる。

また、消費エネルギーを減らしたい(楽をした

い)相談員がこれを行いがち。

猛省による日常からの傾聴の姿勢の取戻しが必

要と考える。

 

 

傾聴こそがキャリア・カウンセリングの基本で

あることは過去から不変である。

相手に語らせることで自らの言葉による気づき

を促すことを忘れてはいけない。

相談員の中には、一方的に説教しているような

オールドタイマーがまだ見受けられる。

反面教師として、自己のカウンセリングを改善

したいものだ。