過去のブログより。
社会人の競争はなかなかに熾烈である。
他人から評価を受けるためにはゴマすりレベルのもの
だけでは、そうはならないことが多い。
なので、日常の努力により「実績を積み上げて」評価
を得ることが必要になる。
こういうことは、一過性のラッキーな成果だけではな
しえないことが多い。
従って週単位や月単位での好成績を持続しなければな
らず、このことは幸運だけではない日常の努力の積み
重ねによって可能になる。
従って気の抜けない毎日を維持する体力、気力、集中
力が必要になる訳だ。
企業社会で競うということは現実的に、こうしたこと
での評価の獲得合戦を指していると思われる。
これを支える物は報酬や地位という下世話なものも含
まれようが、私は仕事の内容に面白さを感ずることが
最も大きいのではと推測する。
例えば営業の世界で推奨されるものに「夜討ち朝駆け」
がある。これにより他社との競争に勝つための条件が
満たされるから営業の現場では過去によく行われてき
た。これは今の時代、時間外が問題視される社会では
忌諱されがちであり少なくなりつつあるかも知れない
が、依然として多用されていよう。
誰も好んでやらない朝出や残業を、会社から強いられ
ていると思うか、自主的にやってみようと思うか、を
分けるものは何であろうか?
私はこの2つを分けるものは自分が仕事に面白さを感
ずるかどうかだと考える。
繰り返しになるが「実績を積み上げて」評価を得るた
めには努力の積み重ねは不可欠なのだ。
そして、この努力の原動力は仕事の内容に面白さを感
ずることだと考える。
会社組織では日常の仕事ぶりがお互いに良く分かる。
それが上記の「評価の獲得合戦」であり「実績を積み
上げる」ということの原点となる。
楽しそうに仕事をしている人は周りの人達を楽しませ
るし職場に明るさと活気を与える。
仕事に面白さを感ずるかどうかにより持続性が保証さ
れたり、継続性が維持されたりして、それが実績の積
み上げを通して評価を上げる。
報酬や地位という下世話なものを上回る、仕事の内容
に面白さを感ずることが、その実績の積み上げを通じ
た評価に繋がる。
人間の承認の欲求を満たされることで、更にモチベー
ションが上がるという好循環が生まれる。
問題の根源は「仕事を面白く感ずる」かどうかにある。