ウリがある人とは その2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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あるブログからの抜粋です。

 

 

これから、中小企業オーナーの悩みを12問出題します。

これまでの仕事経験の過程で培ったあなたの職務遂行能

力がどの程度のレベルにあるかはっきりと認識すること

ができるでしょう。新しい職場では、自分の仕事の専門

外だったから判らないでは通らないのです。

自身のこれまでの成功体験に基づいて正解を考えなけれ

ばならないのです。1問につき、200文字、10分間

で記述してみてください(面接で答えれば3分です)。

1.優秀な人材を採用するのが難しい。

2.売上が計画通り伸びない。

3.価格競争への対処を迫られている。

4.収益率が改善されない。

5.有能な経営幹部がいない。

6.高齢の従業員が多い。

7.従業員の教育・育成に手が回らない。

8.事業後継者がいない、又は育っていない。

9.業績不振のため、資金繰りが苦しい。

10.後継者の年齢が若く、経験が不足している。

11.将来の見通しが立たない。

12.事業の拡大や多角化が出来ない。

さあ、どうですか。これらの難問に対して、自信をもっ

て答えることが出来たでしょうか。

答えることのできた人が、ウリがあって、答えられなか

った人は、ウリがないということになります。

 

 

上記の中小企業のオーナーの悩みは企業の採用者の悩み

を代弁したものとも言えます。

こういった課題を解決してくれる人材をオーナーはいつ

も求めているものと思いながら就活しましょう。

例えば2、3、4、9、12は経営上の課題です。

中小企業の経営者はいつも自分の片腕を探しているとい

われるのは、こうした課題を解決してくれる相棒を求め

続けていることを示します。

また、1、5、6、7、8、10は人事上の悩みといえ

、高齢化や人材確保の難しさや教育・育成などは現在で

は大企業を含む全企業の問題になりつつあります。

中高年の就活では応募先が中小企業になることは避けが

たい事実です。

その時に上記の課題解決に力を発揮することは採用の大

きな決め手になります。

こうした課題を自分なりに各応募企業に見つけ、解決策

を練っておくことは企業に「ウリがある人」と思わせる

ための必要十分条件だと考えます。

過去の中高年の面接指導のマナーや表面的な質疑応答は

もはや過去のものです。

こうした、経営管理的な視点や内容理解さえキャリア・

カウンセラーの能力に求められることを認識すべき時が

、直ぐ眼前に来ています。

いつまでも「ゆでガエル」のまま安閑としていられる時

は過ぎ去ったと思いましょう。