アドラー心理学の「勇気づけのコミュニケーション」 2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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過去のブログより。

 

 

「勇気づけのコミュニケーション」の大前提として、「相互

尊敬・相互信頼」の関係を築くことがあります。

そのために必要なものが5つあるといわれています。

その中で主要なものを2つ紹介します。

〇聴き上手に徹すること

〇(ダメ出しではなく)ヨイ出しをすること

このうち一つ目はコミュニケーションの基本中の基本とい

えます。

一方的なコミュニケーションから信頼関係は生まれません。

まず良く聞くことが重要です。

 

二つ目も心掛け次第で可能なことではないでしょうか。

褒めること、しかもタイミングよくです。

相手の欠点凝視から長所の凝視に切り替えることが出来れ

ば、このことは実行できるようになります。

 

日頃からしっかりとした相互尊敬・相互信頼の関係が築け

ていれば、ときに叱責したとしても、相手はしっかり受け

止めようとします。

何を言っても暖簾に腕押しというような、手ごたえのなさ

もなくなるでしょう。

 

 

聴き上手で「褒めてくれる」上司を想像すると分かるよう

に、望まれる上司像そのものと言えます。

過去に1人だけこういうタイプの人に使われたことがあり

ます。

仕事に関する提案はほとんど聞き入れて貰えたし、上手に

褒めてくれるので極めて活き活きと仕事ができ、成果も十

分に上げることが出来ました。

少なくともこの2つの要素を持ち合わせている人で全く出

世出来なかった人はいませんでした。

今でも上意下達式のやり方のみしか出来ない上司は多いの

ではないかと考えますが、この面を改善することで組織の

モチベーションアップに効果があることは間違いありませ

ん。