過去のブログより。
「勇気づけのコミュニケーション」の大前提として、「相互
尊敬・相互信頼」の関係を築くことがあります。
そのために必要なものが5つあるといわれています。
その中で主要なものを2つ紹介します。
〇聴き上手に徹すること
〇(ダメ出しではなく)ヨイ出しをすること
このうち一つ目はコミュニケーションの基本中の基本とい
えます。
一方的なコミュニケーションから信頼関係は生まれません。
まず良く聞くことが重要です。
二つ目も心掛け次第で可能なことではないでしょうか。
褒めること、しかもタイミングよくです。
相手の欠点凝視から長所の凝視に切り替えることが出来れ
ば、このことは実行できるようになります。
日頃からしっかりとした相互尊敬・相互信頼の関係が築け
ていれば、ときに叱責したとしても、相手はしっかり受け
止めようとします。
何を言っても暖簾に腕押しというような、手ごたえのなさ
もなくなるでしょう。
聴き上手で「褒めてくれる」上司を想像すると分かるよう
に、望まれる上司像そのものと言えます。
過去に1人だけこういうタイプの人に使われたことがあり
ます。
仕事に関する提案はほとんど聞き入れて貰えたし、上手に
褒めてくれるので極めて活き活きと仕事ができ、成果も十
分に上げることが出来ました。
少なくともこの2つの要素を持ち合わせている人で全く出
世出来なかった人はいませんでした。
今でも上意下達式のやり方のみしか出来ない上司は多いの
ではないかと考えますが、この面を改善することで組織の
モチベーションアップに効果があることは間違いありませ
ん。