キャリア・アンカーの8つのタイプ別のエピソードの一
例。
起業家的創造性の例
その人はある教材販売の営業から転職し、人材業の求人
とカウンセラーをしていた人。
彼は東京の私立大学を卒業しすぐに旅行会社に入社し6
、7年勤務し親戚に資金提供可能な人たちがいたことか
ら開業資金を借りて独立した。30年ほど前のあるファ
ーストフードチェーンのフランチャイジーになりオーナ
ーとなった。その借入額は3000万円だったという。
今に換算すると4、5000万ということで30歳前後
の借金としては大きな額であった。
結論から言うと、その事業は失敗した。
現在では超有名チェーンではあるが、当時は未だはしり
で知名度も低く、まして、そのチェーンのサービスのス
タイルは日本では珍しく、同業界の既存店や個別の店が
全盛の中、期待した収入とは程遠かったことが原因だっ
た。
しかし、若気の至りか彼は次々と起業する。
飲食店を中心に居酒屋、ラーメン店と開店しては潰して
いったという。
そして40台の半ばになり商売に見切りをつけ収入が目
当てで、高マージンの営業職に転職した。