キャリア・カウンセリングの課題とは その3 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

以前のブログより。

 

 

クライエントの本当の満足をゴールにキャリア・カウ

ンセリングを実施しているかは本質的な課題。

では身につけたスキルが充分に発揮されない理由は何

か。

時間制限や恒常的なレベルアップが困難な環境など。

また、スーパバイズをどの養成機関も資格継続の条件

としていないことも理由であろう。

そして、様々な環境からの問題もあろう。

また、スーパバイズの義務化は急務ではある。

しかし、それだけであろうか。

自身が「荒れたキャリア・カウンセリング」の反省を

し、改善を行うことが最大の解決策である。

更に、様々な研修機会を活かしてメンテナンスするこ

とも重要である。

その意味では、技能向上の唯一の試験、技能士の資格

取得に向けた訓練も大いに意味がある。

今後、より一層の高いレベルの研修会の充実が望まれ

ることは言うまでもない。

 

 

最近つくづく思うことの一つは、カウンセリングは武

道やスポーツと似たところがあり、工業の技能・技術

とも似ているということだ。

スポーツで言うと、その技術維持のためにトレーニン

グをしたりコーチに見てもらったりすることは全員が

行うことであろう。武術でも道場に通って稽古をする

のは練習と上級者に教えてもらうためであろう。

また、技術者の技能向上のためには日頃の仕事での鍛

錬とともに先輩や上級者の教えが欠かせないのではな

かろうか。

上記した「荒れたキャリア・カウンセリング」とは、

基本とかけ離れた自己流のカウンセリングの日常化と

も表現できる。

経験を積んできて段々と自分の形が出来あがるのは当

然の事だが、悪い形での自己流で凝り固まることは避

けなければならない。

従って、スポーツや武道や技術者と同様の上級者や先

輩からの指導はいつも必要なのではなかろうか。

もっとも、最初は謙虚で向学心のあるカウンセラーが

、多少の経験を積むとかなり生意気になり、こういう

との必要性を無視したり、現状に溺れきった謂れの

い自信に満ちたものに変わるのは残念なことだ。

スポーツの世界でも一流の人間は基本を重視し日常の

鍛錬を怠らないことを忘れてはいけない。

慢心はいずれ身を滅ぼす。